【Bを選択】
ルディ
「犯人は、アンジェリコだ!」
全員がずっこける。
ルース
「誰ですか、アンジェリコって」
ラルス
「まったく、決め台詞が決まってないぞ…」
ネストリ
「ルディ、カッコ悪ー」
アレクシア
「ここまで高まった期待を裏切るのは、さすがですね」
ルディ
「なっ! ちょっと間違えただけじゃん!」
アタシは顔を真っ赤にして弁解する。
ルースはため息をついて言った。
ルース
「はあ。いいですか。じゃあ僕が言います」
ルースは息を吸い込んで、決め台詞を言う。
ルース
「犯人は、アンジェリコフです」
またもや全員がずっこけた。
ルースは、困惑した顔で、口を手で覆った。
ルディ
「だはははは! 誰だよアンジェリコフって!」
ルース
「なっ…なんで…!?」
ラルス
「なら、僕が言おう…犯人は、アンジャミンバトンだ」
ネストリ
「違うよー! 犯人は、アンジャッシュだよー!」
アレクシア
「誰も正しい名前が言えてないじゃないか。いいですか、犯人はアボリジニですよ」
全員が困惑する。
あれ?
なんで、犯人の名前が言えないんだ??
ルディ
「えっと…犯人は、アブラハム…」
ルース
「違いますって、犯人はアングロサクソンです」
ラルス
「犯人は、アジアンタム…」
ネストリ
「犯人は、トムヤムクン…」
アレクシア
「犯人は、トム…」
ルース
「犯人はトム…」
ラルス
「犯人はトム…?」
ネストリ
「犯人はトム!」
ルディ
「犯人は、トム…!!」
犯人は、トム
これがアタシたちの答えだった。
ところで…トムって、誰?
NORMAL END【犯人はトム】