【Bを選択】
ルディ
「ううん。なんでもない!」
だがルースはジッとアタシを見つめる。
ルース
「大丈夫ですか?冷や汗をかいているようですが?」
ルディ
「え、あーー。それはその…」
ルース
「あぁ、犯人が分かったから、動揺しているんですか?」
ルディ
「ま、まぁ…そんなとこ!」
ルースが犯人かもしれないなんて、言えるわけない。
そう言ったとして…証拠が無い。
ルースが犯人である証拠…
ルディ
「あれ?」
ルースの服の裾に…
小さな汚れが付いていた。
赤い汚れ…
血…
ルディ
「!!!」
赤い汚れなんて、いつ付くというのだろうか。
考えられる場面など、一つしかない。
ルースがアンジェリカを殺した時に付いた汚れ…
ルディ
「っ…!!」
これは、動かぬ証拠なのではないだろうか。
ルースが…犯人!!
ルース
「ルディ??」
ルディ
「はっ!」
ルース
「大丈夫ですか?さっきから思い詰めた顔をして。具合が悪いのですか?」
ルディ
「………なぁ、ルース…変なこと言っていいか?」
ルース
「はあ。どうぞ」
アタシは言った。